2020年10月20日 22:13 | 無料公開
発見されたネコ科動物の地上絵=9日、ペルー・ナスカ(ペルー文化省提供・AP=共同)
【サンパウロ共同】南米ペルーの文化省は20日までに、世界遺産「ナスカの地上絵」の近くの丘で、新たにネコ科の動物の地上絵が発見されたと発表した。地元メディアが報じた。
幅約30〜40センチの線で描かれており、絵の全長は約37メートル。ナスカ文化より前の紀元前200年ごろのパラカス文化後期のものとみられる。ネコはこの時代によく使われたモチーフだという。
今年初めに線の一部が発見されたが、浸食されてほとんど消えかかっていた。修復作業を最近ほぼ終えた。ペルーは新型コロナウイルスの影響で中止していたナスカの地上絵の観光を11月に再開する予定。