山口の母娘、散歩中に踏切横断か 山陽線の死亡列車事故

山口県光市の事故があった踏切

 山口県光市島田のJR山陽線で18日午後に近所の女性2人が貨物列車にはねられ死亡した事故で、2人は散歩中に踏切を渡ろうとした可能性があることが19日、県警への取材で分かった。

 JR西日本や県警などによると、踏切は幅約1・1メートル、長さ約11メートルで田畑に囲まれた地点にある。警報機や遮断機はなく、農耕用など小型特殊自動車以外の車両は通行できない。

 亡くなった2人は同市で同居する森千賀子さん(83)と、娘の千恵美さん(59)=いずれも無職。貨物列車の運転士は「2人が入ってきたのが見え、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話している。


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