東京・六本木でミッキーマウス展 人気キャラを現代アートに

「ミッキーマウス展」の出展作「DRx“3000% Mickey BE@RBRICK”」((C)Disney)

 人気キャラクターのミッキーマウスをテーマにした現代アートを紹介する「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」が東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれている。

 ミッキーのスクリーンデビュー90周年を記念して、2018〜19年に米ニューヨークで開かれた展覧会の作品を中心に展示する。5人の日本人アーティストが「誰も見たことがない、まったく新しいミッキー」をテーマに手掛けた作品も出品されている。

 添田奈那さんの「LOVE」は、現在の風貌とは違う、過去のミッキー2匹を描いた作品。平面に描かれた2匹を、立体的に作った“未来のミッキー”の大きな腕が抱きしめている。「書道家 万美」さんの「ZEN Mickey」は、ミッキーの姿を漢字として捉えたという作品。墨で三つの円を書いて顔と両耳を表現する。

 映像作品の展示ゾーンも楽しい。短編アニメ「蒸気船ウィリー」(1928年)の各シーンをさまざまなクリエイターに割り当て、それぞれが制作した映像をつないで再編集した作品は、遊び心にあふれている。

 2021年1月11日まで。会期中無休。入館は日時指定の予約制で、料金は一般2800円など。問い合わせはハローダイヤル、03(5777)8600。


  • LINEで送る