女川町長、防災インフラを要望 原発再稼働判断控え、宮城

梶山経産相(右から2人目)と面会する宮城県女川町の須田善明町長=9日午後、経産省

 東北電力女川原発が立地する宮城県女川町の須田善明町長は9日、経済産業省で梶山弘志経産相と面会し、同原発2号機の再稼働に同意するかどうかを判断するため政府の取り組み姿勢を確認したいとして、避難時の道路など原子力防災インフラの整備を支援するよう要望した。

 同原発2号機は今年2月、原子力規制委員会の審査に合格。東北電は2022年度以降の再稼働を目指しており、地元同意が焦点となっている。町議会は既に容認した。

 須田町長は面会後の取材に「後押しいただけると受け止めた」と述べた。再稼働判断に関しては「まず一つ一つ私自身の中で確かめていく」として明言しなかった。


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