MOX工場の合格、7日に議論 規制委、核燃サイクル関連施設

 原子力規制委員会は5日、日本原燃のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工工場(青森県六ケ所村)について、安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書案」を7日の定例会合で議論すると発表した。了承すれば事実上の審査合格となる。

 MOX工場は、原発の使用済み核燃料を化学処理(再処理)してプルトニウムやウランを取り出し、燃料として繰り返し使う国策「核燃料サイクル」の関連施設。7月に審査に合格した再処理工場で作ったMOX粉末を、一般の原発で「プルサーマル発電」を行うための燃料に加工する。建設中で、原燃は2022年度上半期の完成を目指している。


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