パリの若手シェフ関根拓さん死去 フランスで高評価、自殺と家族

 【パリ共同】パリでレストランを営み、若手シェフとしてフランスで高く評価されていた関根拓さんが28日死去した。39歳だった。家族が29日発表した。うつ状態が続き、自殺したという。

 関根さんに関し、業界専門サイトなどが女性への性的暴行疑惑を伝えていた。家族は声明で、メディアや会員制交流サイト(SNS)が「うそのうわさ」を広め、関根さんの「名声をおとしめた」と訴えた。疑惑を伝えたウェブメディアのアタビュラは30日「死去は重大だ」としつつ、情報は確かだと主張した。

 関根さんはアラン・デュカスさんらの店で腕を磨いた。2014年にパリにレストラン「デルス」を開店。


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