2020年9月29日 20:13 | 無料公開
ライトアップされた日本武道館=29日夜、東京都千代田区
来年の東京五輪で柔道と空手の会場となり、増改修が完了した日本武道館で10月1日の供用開始に合わせたライトアップイベント(点灯式)が29日、実施された。荘厳な意匠を象徴する流線形の大屋根が金や白色の発光ダイオード(LED)で柔らかに照らされ、秋の夜空に浮かび上がった。
東京タワーや浅草寺など多数の名所をライトアップした照明デザイナーの石井幹子さんが担当。大屋根に約160の投光器を常設し、満月の明かりを浴びる富士山をイメージしたという。石井さんは新型コロナウイルス禍の社会を念頭に「大勢の人に見ていただき、明るい気持ちになってもらえれば」と願った。