京都・南座の顔見世、公演短縮 完全入れ替え、「大向こう」禁止

 松竹は29日、京都に年の瀬を告げる南座(京都市東山区)の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」について、新型コロナのため、例年より開催期間や公演時間を短縮して行うと発表した。南座では2月以来の歌舞伎公演となる。

 例年、昼夜2部制で各4演目程度を上演していたが、観客の滞在時間を減らすため今年は3部制各2演目にした。各部の公演時間は4〜5時間から約2時間とした。公演期間も12月5日から19日までと例年の半分程度に短縮した。

 観客は各部完全入れ替え制とし、俳優の屋号などを呼び掛ける「大向こう」は禁止。販売席数は総座席数の半分以下に抑えた。


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