車いす乗車拒否で初の行政処分 都内UDタクシー会社に運輸局

 車いすのまま乗車できるスロープ付きのユニバーサルデザイン(UD)タクシーで車いす利用者の乗車を拒否したとして、国土交通省関東運輸局が東京都のタクシー会社1社に車両の使用を計44日停止する行政処分を出していたことが28日、同局などへの取材で分かった。

 国交省によると、乗車拒否の事例が相次いだため2018年に業者に改善を求めた通達後、行政処分は全国初。

 処分は昨年3月。国交省によると以後、行政処分に至った事例はない。関東運輸局が18年10月26日に調査をし、不当に乗車を拒否してはならないとする道路運送法第13条に違反していると認定した。


  • LINEで送る