2020年9月24日 04:16 | 無料公開
【パリ共同】フランス料理界に兄と共に革新をもたらし、世界的に知られたシェフのピエール・トロワグロ氏が23日、同国中部ロアンヌ近郊の自宅で死去した。92歳だった。フランスのメディアが伝えた。死因は明らかにされていない。
両親がロアンヌで営んでいたホテル・レストランで1950年代から兄のジャン氏(83年死去)と腕を振るった。
68年にミシュランガイドで三つ星を獲得。「ヌーベルキュイジーヌ(新しい料理)」の先駆者となり、考案した「サーモンのオゼイユ風味」はフランス料理の代表的一品となった。
東京のフランス料理店で一時、シェフを務めるなど日本との関係も深かった。