ピエール・トロワグロ氏が死去 フランス料理の世界的シェフ

 【パリ共同】フランス料理界に兄と共に革新をもたらし、世界的に知られたシェフのピエール・トロワグロ氏が23日、同国中部ロアンヌ近郊の自宅で死去した。92歳だった。フランスのメディアが伝えた。死因は明らかにされていない。

 両親がロアンヌで営んでいたホテル・レストランで1950年代から兄のジャン氏(83年死去)と腕を振るった。

 68年にミシュランガイドで三つ星を獲得。「ヌーベルキュイジーヌ(新しい料理)」の先駆者となり、考案した「サーモンのオゼイユ風味」はフランス料理の代表的一品となった。

 東京のフランス料理店で一時、シェフを務めるなど日本との関係も深かった。


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