ワクチンなしでも競技「可能」 IOC会長、インタビューで

IOCのバッハ会長=2018年(AP=共同)

 【北京共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、中国国営通信の新華社が21日配信したインタビューで「(新型コロナウイルスの)ワクチンがなくてもスポーツ競技大会を開けることが最近分かってきた」と述べた。ワクチン開発が東京五輪や2022年の北京冬季五輪の開催条件になるかどうかは明らかにしていない。

 バッハ氏は「ワクチンができれば東京、北京五輪の感染症対策にとって非常に重要な道具が増えることになる」とも話した。東京五輪について、簡素化や縮小は日本の状況だけでなく「(各国・地域の)選手の準備状況や開催国に来られるかどうか」などを考慮すべきだと述べた。


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