オウム松本元死刑囚の遺骨次女に 家族対立、不服申し立てへ

松本智津夫元死刑囚

 2018年7月の死刑執行後、法務当局が保管しているオウム真理教の松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=の遺骨と遺髪について、東京家裁が17日の審判で、松本元死刑囚の次女(39)に引き渡す決定をしたことが関係者への取材で分かった。

 元死刑囚が望んでいたとして、四女(31)が引き渡しを求め、他の家族と対立していた。四女は東京高裁に不服を申し立てる。

 関係者によると、松本元死刑囚は執行直前、係員が遺骨引き取り先の意向を尋ねた際に「四女」と答えたとされる。元死刑囚は元教団幹部の妻(62)との間に2男4女がいる。


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