仏などでも神経剤成分を検出 ロシア反体制派襲撃、独が発表

ナワリヌイ氏が治療を受けているドイツ・ベルリンの病院=8月24日(アナトリア通信・ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ政府は14日、神経剤ノビチョク系の物質で襲撃されたと発表したロシア反体制派ナワリヌイ氏について、フランスとスウェーデンの施設でもノビチョク系の物質を検出したと明らかにした。ドイツ政府報道官はこの物質が「3カ国の施設で検出された。ロシアに改めて説明を求める」と述べ、同国への圧力を強めた。

 ナワリヌイ氏が入院するドイツ・ベルリンの病院は14日、同氏が一時的に病床を離れるようになるまで回復したと発表した。

 ナワリヌイ氏はプーチン氏の政敵で、8月にロシアの空港でお茶を飲んだ後、機内で突然意識を失い、その後、ベルリンの病院に搬送された。


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