北海道神恵内村に核ごみ応募の声 文献調査、商工会が村議会に誓願

北海道神恵内村役場=11日午前

 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査について、北海道神恵内村の商工会が、応募検討を求める請願を村議会に提出していたことが11日、関係者への取材で分かった。国が2017年に処分の適地を示した科学的特性マップを公表後、応募検討に向けた動きが判明するのは村から約40キロ離れた寿都町に続き全国2例目。

 神恵内村は泊原発(泊村)の30キロ圏内に位置し、8月末時点で人口823人。特性マップでは村のほぼ全域を「好ましくない特性があると推定される地域」として不適だとしている。


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