東邦、県岐阜商が引退試合 代替大会辞退、高校野球

試合を終え、笑顔で引き揚げる県岐阜商と東邦の選手たち=27日夜、名古屋市のパロマ瑞穂野球場

 校内で新型コロナウイルスの感染者が出たため、ともに県の高校野球連盟が独自に開催した代替大会の辞退を余儀なくされた東邦(愛知)と県岐阜商が27日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で3年生の引退試合を行った。試合は県岐阜商が序盤の猛攻で11―2と制した。

 3年生締めくくりの場がなくなったため、2020年甲子園高校交流試合にも出た県岐阜商の鍛治舎巧監督が発案。甲子園大会優勝5度の東邦と、春夏通算87勝の県岐阜商による強豪対決が実現した。

 鍛治舎監督は「いい区切りになった。今日に向けて練習してきた」と、苦難を乗り越えた選手をたたえた。


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