JR九州、福岡都市圏の列車減も コロナ禍、来年3月ダイヤ改正

 JR九州の青柳俊彦社長は26日の記者会見で、来年3月のダイヤ改正で「福岡都市圏を中心に需要に応じて(列車本数の)減便を行うこともある」との方針を明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による外出自粛や在宅勤務の拡大で、利用者数が低迷しているため。

 JR九州の在来線は、沿線で過疎化が進む赤字のローカル線が大部分を占めており、福岡都市圏の一部路線などが収益を支えてきた。しかし、新型コロナで収益構造が揺らぎ、2020年4〜6月期連結純損益は本業の損益を示す営業損益が157億円の赤字に陥っており、減便を含めてコスト削減を進める。


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