2020年8月21日 19:03 | 無料公開
インタビューに応じる北海道寿都町の片岡春雄町長
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査への応募を検討する北海道寿都町の片岡春雄町長(71)が21日、共同通信のインタビューに応じ、きっかけについて「新型コロナウイルスで町財政に影響が出た。他の交付金を取りにいくのに、これだけ取りにいかないのは変な話だ」と語った。
片岡町長は町の主要産業である漁業への影響を強調。「去年より水揚げが良くても、値段が安くなり、2割のマイナス。流通が減っている」と話した。本格的に検討を始めたのは6月で、直後に処分事業を担う原子力発電環境整備機構の担当者を招いて、勉強会を開催したという。