5月の小児科患者、コロナで半減 医療機関、全体でも2割落ち込み

厚生労働省

 5月に全国の医療機関で受診した患者数は前年同月から20・9%減ったことが19日、厚生労働省のまとめで分かった。診療科別では小児科と耳鼻咽喉科の落ち込みが顕著で、小児科はほぼ半減した。医療機関での新型コロナへの感染を警戒し、受診控えが広がっていた実態が鮮明になった。

 全体の患者数は前年と比べて2月は0・2%増だったが、その後は一転して減少。3月は10・2%、4月は19・0%、5月は20・9%それぞれ減った。

 5月の診療所の患者数を見ると、減少幅が目立つのは小児科の46・1%と耳鼻咽喉科の41・7%。眼科32・4%、内科24・8%、外科21・9%が続いた。


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