2020年8月14日 09:16 | 無料公開
1996年アトランタ五輪の開会式で、聖火リレーの最終ランナーを務めたボクシングのヘビー級元世界王者、故ムハマド・アリさんが聖火台点火の際に使用したトーチを巡り、波紋が広がっている。7月に国際オリンピック委員会(IOC)がトーチが寄贈されたと発表。しかしアリさんの出身地にある記念館は同館が保管するトーチこそが本物と主張している。
60年ローマ五輪の金メダリストで、パーキンソン病だったアリさんが震える手でトーチを握った姿は五輪史に残る名場面として知られる。