2020年8月10日 12:41 | 無料公開
10日、台北の台湾総統府であいさつするアザー米厚生長官(左)。右は蔡英文総統(中央通信社=共同)
【台北共同】台湾の蔡英文総統は10日、総統府で訪台中のアザー米厚生長官と会談した。アザー氏はトランプ政権として台湾の新型コロナウイルス対応を称賛し、トランプ大統領の台湾に対する「強い支持」を伝達した。双方は公衆衛生分野などでの協力強化を目指す考えで一致した。
米政府によると、1979年に台湾と断交して以降、最高位の高官の訪台。中国は訪台に対して「断固反対」(外務省報道官)と反発。台湾周辺や南シナ海で軍事活動を強化するなどの対抗措置を取る可能性があり、米中対立は、さらに激化することが確実だ。
蔡氏は、米台の将来的な協力に関する協議に期待感を示した。