2020年8月6日 20:34 | 無料公開
広島市の旧市民球場跡地で行われた「ONLINEとうろう流し」=6日夜
広島原爆の犠牲になった人々を仮想空間で追悼する「ONLINEとうろう流し」が6日夜、行われた。広島市の世界遺産・原爆ドーム近くにある旧市民球場跡地で大型スクリーンが設けられ、平和を願う市民らのメッセージや、CGの灯籠が流れる動画などが映し出された。
原爆ドーム前を流れる元安川では60年以上前から、毎年8月6日に鎮魂のための灯籠流しが行われてきた。だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、主催してきた市民グループが大規模な実施を見送ることにした。
代わりに、別のグループが「世界中の人々も参加できるかたちに」と、オンライン上の灯籠流しを企画した。