小池氏、お盆の帰省や旅行控えて 感染防止へ要請、最大警戒度維持

記者会見でボードを掲げ、お盆の帰省や夏休みの旅行などを控えるよう呼び掛ける東京都の小池百合子知事=6日午後、都庁

 東京都の小池百合子知事は6日、臨時の記者会見を開き、都内の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、感染拡大防止の観点からお盆の帰省や夏休みの旅行を控えるよう都民に要請した。「今年は特別な夏だ。離れて暮らす家族とは電話やオンラインで交流してほしい」と述べた。

 最近の感染状況については「高齢者世代への感染拡大傾向がみられ、医療体制の逼迫につながりかねない」と指摘した。

 都は同日午後、専門家を交えたモニタリング会議で都内の現状を分析。感染状況の警戒度は4段階の指標で最も深刻な「感染が拡大している」を、医療体制は2番目に深刻な「強化が必要」をいずれも維持した。


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