前ローマ教皇が体調不良 帯状疱疹と報道

 【ローマ共同】ロイター通信などによるとドイツ紙は3日、前ローマ教皇ベネディクト16世(93)が帯状疱疹の症状で体調不良に陥っていると報じた。前教皇は6月、病床の兄を見舞うため母国のドイツを数日間訪問したが、その後体調を崩したという。

 最近面会した人物によると、前教皇は楽観的な様子だったが、衰弱し声が聞きづらかったという。前教皇の兄は見舞いを受けた後、死去した。

 ベネディクト16世は2013年に高齢を理由に存命中の教皇として約600年ぶりに退位し、バチカンで暮らしている。


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