山形・村山市で5メートル浸水 最上川氾濫、国土地理院が推定図

標高のデータと会員制交流サイト(SNS)に投稿された写真から解析した、山形県大蔵村の大蔵橋付近の浸水推定図。最上川の氾濫により、青色が濃くなるほど水位は深い(国土地理院提供)

 国土地理院は29日、山形県を流れる最上川の氾濫で「浸水推定図」を作成し、ホームページで公開した。同県村山市の最上川西側の水田で深さが最大5メートル程度、同県大蔵村の大蔵橋付近の水田で深さが最大4メートル程度に達した。村山市と東根市の最上川東側流域でも水田や果樹園を中心に広範囲に浸水したとみられる。

 推定図は、標高のデータと会員制交流サイト(SNS)に投稿された写真を解析し、浸水範囲や深さを色付けした。国土地理院の担当者は、現地で測定していないため誤差が生じたり、新情報を基に更新したりする可能性があるとしている。


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