プラごみ、一括回収へ新分別区分 22年度以降の開始を目指す

路上に大量に置かれたプラスチックごみ=2018年、東京都内

 環境、経済産業両省は21日、家庭から出るプラスチックごみ全般を一括回収する新たな分別区分「プラスチック資源」を設ける方針を有識者会議で明らかにした。文具やおもちゃといったプラスチック製品を、弁当などの容器包装とまとめて回収するよう市区町村に促す。2022年度以降の開始を目指し、来年3月までに時期や自治体の負担軽減策などを検討する。

 プラ製容器包装に含まれず、可燃ごみや不燃ごみとして焼却や埋め立て処分されているプラ製品のリサイクル推進が目的。両省は、今後の方向性を文書で示し「消費者に分かりやすい分別ルールとし資源回収量の拡大を図る」と強調した。


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