神奈川県警に児童虐待の捜査班 被害深刻化で、「専門知識必要」

 深刻化の一途をたどる児童虐待に対応するため、神奈川県警は4月、殺人など凶悪事件を捜査する捜査1課に専従捜査班を新設した。密室で繰り返されることが多い児童虐待は、被害者が幼いため証言を得ることが難しく、エスカレートすれば命を落とすこともある。県警幹部は「専門知識が必要な事案に、的確に対応できる人材を育てたい」と意気込んでいる。

 県警によると、捜査班には警部以下17人が所属。主体となって事件を捜査する係と、児童相談所や医療機関との窓口となったり、警察署の捜査を指導したりする係に分かれ、子どもの安全を最優先に対応する。


  • LINEで送る