文科相、米との月探査協力で署名 日本人滞在も前提に

 萩生田光一文部科学相は10日、米航空宇宙局(NASA)のブライデンスタイン局長とオンラインで会談し、米国が主導する月探査計画への日本の協力を盛り込んだ共同宣言に署名した。日本人宇宙飛行士が月に向かうことも前提に、今後取り決めを策定する。

 米国は国際協力で月周回基地の建設を計画中。共同宣言では、米飛行士が2024年に月面着陸する際に使う簡易居住棟に、日本が電源機器を提供するほか、25年以降に建設する本格的な国際居住棟にも生命維持装置などを提供するとした。基地に滞在する日本人飛行士の数や、月面での活動機会についても今後話し合う。


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