マツタケ、絶滅危惧種に キツネザルは生息環境悪化

マツタケ

 国際自然保護連合(IUCN)は9日、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表した。日本に関連する動植物では、新たに高級キノコのマツタケや沖縄県に生息するヤシガニなどが、3段階ある絶滅危惧種のうち3番目のランクとなった。ニホンウナギは2番目のランクに据え置かれ、厳しい状況が続く。

 マツタケは日本や中国、北欧などで見られ、分布する松林の面積が過去50年で3割以上減ったと推定。日本では線虫による松枯れ被害や過剰な採取も減少要因だと分析した。

 マダガスカルに生息するキツネザルの仲間は約3分の1に当たる33種が絶滅危惧種の最も深刻なランクと評価された。


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