政府、石炭火力の輸出厳格化議論 インフラ戦略会議

主な石炭火力発電の種類

 政府は9日、経協インフラ戦略会議(議長・菅義偉官房長官)を開催し、海外展開する大型案件などの重点施策に関する取り組み方針を議論した。環境負荷を低減する脱炭素に向けた動きが世界的に強まる中、梶山弘志経済産業相は石炭火力発電の輸出支援要件の厳格化を検討していると明らかにしており、政府がどこまで踏み込むかが焦点となる。

 会議はウェブ方式で行われ、脱炭素化の加速を目指す小泉進次郎環境相も出席。梶山、小泉両氏は会議終了後に会見し、議論の中身を説明する。

 梶山氏は3日、石炭火力発電所について、2030年度までの段階的な休廃止に向けた具体策を検討することも表明した。


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