豪雨、87万人に避難指示 九州は不明者の捜索続く

大雨による飛騨川の増水で崩落した岐阜県下呂市の国道41号=8日午前11時40分(共同通信社ヘリから)

 停滞した梅雨前線の影響で8日も各地で大雨となり、総務省消防庁によると午後2時現在、6県の87万6千人に避難指示が出た。気象庁は岐阜、長野両県に出した大雨の特別警報を警報に切り替え、引き続き土砂災害や浸水、川の増水・氾濫に警戒を呼び掛けた。九州では警察や消防などが不明者の捜索を進めた。

 気象庁によると、降水域は太平洋に移ったが、前線は10日ごろにかけて本州付近に停滞する見込み。これまでの雨で地盤が緩み、上流域の雨で下流の水位が上がるため、少しの雨が新たな災害につながる恐れがある。


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