トヨタ、社員の紹介採用を導入 人材獲得の新手法、普及加速

紹介採用のイメージ

 トヨタ自動車が、社員の紹介を基に中途採用を行う「リファラル(紹介)採用」制度を導入したことが8日、分かった。関係者が明らかにした。自動運転など先端技術での研究開発競争が進む中、優秀で多様な人材の獲得を強化するのが狙い。紹介採用は新興企業を中心に広がってきたが、国内メーカー最大手の導入で、新たな手法として普及が加速しそうだ。

 関係者によると、トヨタは6月に制度の運用を始めた。社員は自身の人脈を生かして知人に採用選考への応募を促し、人事に紹介する。社員に報酬はない。必ず採用するとは限らず、能力に基づいて選考する。選考過程で通常より優遇することはないという。


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