熊本の特養ホームから50人救助 捜索・救助活動続く

熊本県球磨村で救助した人を搬送する自衛隊員=5日午前8時39分

 熊本県南部を襲った豪雨で、同県は5日、多数の人が心肺停止の状態で見つかった同県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」から約50人を救助したことを明らかにした。警察や消防、自衛隊は行方不明者の捜索や被災者の救助活動を続けた。球磨川は上流から下流にわたり広範囲で氾濫。山間部を中心に救助の手が届いていない地域もあり、被害規模が拡大する可能性がある。

 県は4日、球磨川の氾濫で浸水した千寿園などで計15人が心肺停止になったと明らかにした。9人が行方不明で、1人が重体。芦北町と消防によると、県公表分とは別に、同町で女性の死亡が確認された。


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