河野防衛相、防護マスクを視察 有害物質の先進研究施設で

防衛装備庁の先進技術推進センターを訪れ、防護マスク開発のための呼吸するマネキンを見学する河野防衛相(手前)=4日午前、東京都目黒区

 河野太郎防衛相は4日午前、防衛装備庁の先進技術推進センター(東京都目黒区)を訪れ、CBRN(化学・生物・放射性物質・核)と呼ばれる有害物質から自衛隊員を守る防護マスクの研究状況を視察した。防護マスクの性能を点検するマネキンを見学した。

 マネキンは呼吸機能を持っており、マスクを着けて機能が低下しないかどうか調べるため開発された。

 河野氏は、目に見えない有害物質が大気中にどのように拡散するか予測するため、実際の都市を模型にしてガスの流れを推測する施設も視察。内戦中のシリアでアサド政権が化学兵器を使用したと報告されるなどCBRNは近年、脅威が顕在化している。


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