東電、デブリ採取ロボットを公開 21年取り出しへ、英国で開発

 東京電力は2日、福島第1原発2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに使う遠隔操作機器「ロボットアーム」の英国での開発状況を明らかにした。第1原発で初めてとなるデブリ取り出しは、2021年に始める計画。

 ロボットアームは国際廃炉研究開発機構(IRID)と三菱重工業が英国の原子力関連企業と共同で開発している。長さ約22メートル、幅約25センチ、高さ約40センチで、高強度のステンレス鋼でできており、重さ約4・6トン。放射線量が極めて高い原子炉格納容器の内部に差し込んで遠隔で作業する。


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