コロナ倒産300件超、増勢続く 飲食最多次いで宿泊、民間調べ

 東京商工リサーチは1日、新型コロナウイルスに関連した企業倒産件数(負債額1千万円以上)が同日時点で累計304件になったと発表した。関連倒産は6月で103件発生し、7月1日だけで10件判明するなど増勢が続いている。

 政府の緊急事態宣言の全面解除後に経済活動が再開されても、売り上げが早期に回復せず、資金繰りに行き詰まる中小企業が相次いでいるためだ。同社は、関連倒産が今後も高水準で推移するとみている。

 業種別では飲食業が49件で最も多く、宿泊業が39件で続いた。4〜5月の外出自粛に加え、訪日外国人客の需要消失も打撃となった。アパレル関連も36件と目立つ。


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