スパコンの「不老」、運用開始 名古屋大、企業にも開放

名古屋大が運用を始めたスーパーコンピューター「不老(フロー)」=1日午前、名古屋市

 名古屋大は1日、スーパーコンピューター「不老(フロー)」の運用を始めた。計算速度ランキングで世界一となった理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)の「富岳」と同型の処理装置を搭載し、研究機関や企業からの利用申請を広く受け付け、活用しやすくする。

 森健策・情報基盤センター長は、医療分野での活用が喫緊の課題だとして「新型コロナウイルスの薬の解析にも利用できる。多くの研究者に使っていただきたい」と話した。台風発生のメカニズム解析や、自動運転システムの開発などへの活用も期待されている。


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