藤井七段、最年少タイトルに王手 将棋の棋聖戦第2局、渡辺破る

第91期棋聖戦5番勝負の第2局で渡辺明棋聖を破り、感想戦で対局を振り返る藤井聡太七段=28日夜、東京都渋谷区の将棋会館(日本将棋連盟提供)

 将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に挑む第91期棋聖戦5番勝負の第2局は28日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、90手で後手の藤井七段が勝ち、2連勝で最年少タイトル獲得にあと1勝と迫った。

 7月9日に東京都千代田区で行われる第3局に勝てば、1990年、屋敷伸之九段(48)が作った18歳6カ月を抜き、17歳11カ月の最年少記録を達成する。

 28日の対局では開幕局のスーツ姿と違い、師匠の杉本昌隆八段(51)から贈られたという和服を身にまとった。難しい局面が続いたが、最後に抜け出した。

 7月1日開幕の王位戦でも、挑戦権を獲得している。


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