五輪、内村が団体と個人総合断念 故障影響、鉄棒に専念へ

2018年世界体操の予選で、鉄棒の離れ技「カッシーナ」を決める内村航平の連続合成写真(右下から反時計回りへ)=ドーハ(共同)

 体操男子個人総合で五輪2連覇の内村航平(リンガーハット)が、故障の影響から東京五輪で団体総合と個人総合への出場を断念したことが26日、関係者への取材で分かった。種目別鉄棒に絞って出場を目指す方針。

 31歳の内村は昨年、両肩痛が響いて4月の全日本選手権で予選落ちし、世界選手権代表から外れた。肩の痛みはその後も消えず、負担の大きいつり輪などは十分に練習できない状態が続いた。

 五輪で団体と個人総合を戦うには今後の代表選考会で全6種目をこなして上位に入る必要があり、現在の状態では厳しいと判断した。


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