貴重な浪曲音源、ネットで公開 日文研、SPレコードアーカイブ

国際日本文化研究センターの「浪曲SPレコードデジタルアーカイブ」のホームページ

 国際日本文化研究センター(日文研、京都市)が24日、明治から昭和の貴重な浪曲の音源を集めた「浪曲SPレコードデジタルアーカイブ」をインターネット上で公開した。1903(明治36)年に日本で初めて録音された浪曲レコード、浪花亭愛造の「後藤伏太郎の伝」「東京より東海道駅名尽し」など計約2500枚分が聴ける。

 作成した古川綾子助教(47)によると、日文研では収集家の故森川司さんから2014年に寄贈を受け、SPレコード約1万枚の音源や盤面画像のデジタル化を進めてきた。これまでに約5700枚のデジタル化が完了し、著作権保護期間が過ぎた音源の公開が実現した。


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