コンゴの武装勢力、金密輸で利益 資金源の疑い、浮き彫りに

 鉱物紛争が続くコンゴ(旧ザイール)東部で、武装勢力や犯罪組織が金などを周辺国やアラブ首長国連邦(UAE)に密輸し、多額の利益を得ていることが分かった。合法的に取引される量をはるかに上回る。AP通信が21日までに、国連安全保障理事会が科した制裁の履行状況を調べる専門家パネルの報告書を基に報じた。

 コンゴ東部には100以上の武装勢力が乱立。2018年からエボラ出血熱が流行し2200人以上が死亡するなど、人道危機が起きている。世界各地に出回る鉱物が、武装勢力の資金源になっている疑いが改めて浮き彫りになった。


  • LINEで送る