アイヌ文化施設、開業7月で調整 コロナ拡大が影響、2度延期

 政府は、北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(愛称ウポポイ)」を7月中に開業する方向で調整に入った。政府関係者が15日、明らかにした。一般開業は当初4月24日だったが、新型コロナウイルス感染拡大が影響し、2度にわたり延期されていた。7月10日以降の開業を想定している。

 ウポポイはアイヌ文化の発展と継承、国民理解促進の拠点として設置。ポロト湖畔に、国立アイヌ民族博物館や体験交流ホールなどを整備した。地元町民向けの内覧会は今月9日から14日の日程で既に実施した。


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