2020年6月6日 10:00 | 無料公開
月を周回する新たな宇宙ステーション「ゲートウエー」の想像図(NASA提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は5日、月を周回する新たな宇宙ステーション「ゲートウエー」の建設開始を、当初計画の2022年から23年に変更すると発表した。
ゲートウエーは、太陽電池パネルを用いる電気推進装置と飛行士が滞在する居住棟で構成。22年以降に電気推進装置と居住棟を別々に打ち上げて月上空でつなげる予定だったが、コストや技術面の問題からこれを変更。地上で二つを組み合わせて23年に打ち上げる。
居住棟は、米企業ノースロップ・グラマンが開発する。国際宇宙ステーションへの輸送を担ってきた無人の物資補給機を基にする。