五輪パラ、選手や観客に事前検査 開閉会式の簡素化も検討

 新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックを巡り、政府がまとめた大会方式の見直しに関する論点整理の全容が5日、分かった。「安心、安全の確保が大前提」とし、選手や観客ら参加者への事前のウイルス検査実施、選手村での検査キットや治療薬の備蓄といった医療面の対策の重要性を指摘した。

 開閉会式の簡素化、観客の削減なども検討項目に挙げたが、既に課題があることも分かっており、大会組織委員会は今秋以降、慎重に具体策を固める方針。開閉会式では密集を避けるため、入場行進の省略・簡素化、時間短縮などを案として示した。


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