東京五輪の簡素化、IOCと協議 小池知事「さまざまな検討必要」

記者会見する東京都の小池百合子知事=5日午後、東京都庁

 東京都の小池百合子知事は5日の定例記者会見で、来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックの運営について「合理化、簡素化すべき部分は、大会の準備に向けて関係者の間でさまざまな検討が必要だ」と述べ、国際オリンピック委員会(IOC)などと協議していく意向を示した。

 小池氏は4日に大会組織委員会の森喜朗会長と会談した内容について「サービスレベルの水準の最適化や合理化によるコストの縮減を進める認識を共有した」と説明。一方でアスリートや大会を心待ちにする人々の心情に応えるため「簡素化しながら大きな期待につなげる役割を見いだしていく」と語った。


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