囲碁、延期の本因坊戦が開幕 国内の公式戦が本格的に再開

本因坊戦第1局の開始前に検温を受ける芝野虎丸二冠(右)=2日午前、甲府市内のホテル

 囲碁の七大タイトル戦、第75期本因坊戦7番勝負は2日、甲府市で開幕した。緊急事態宣言で4月8日から5月末まで対局は原則として休止されていたが、全面解除を受け、国内の公式戦が本格的に再開した。

 今期の本因坊戦は5月12日に開幕予定だったが、延期となっていた。9連覇が懸かる井山裕太本因坊(31)に芝野虎丸二冠(20)が挑戦する注目のカードとなった。

 両者は新型コロナ感染防止のため、検温の上、マスク着用で臨んだ。

 井山本因坊は棋聖などと合わせ三冠を保持。芝野二冠は昨年、名人戦を制し史上最年少の19歳11カ月で七大タイトルを初獲得。井山本因坊から王座を奪取した。


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