国立大「教育実習に影響」9割 感染拡大、教員育成に不安

岐阜市の岐阜大

 教員免許取得を卒業要件としている国立の教員養成系大学・学部44校のうち、新型コロナ感染拡大によって、学生の教育実習が延期されるなどの影響を受けているとした大学は、全体の9割を占める40校に上ることが28日、共同通信の調べで分かった。同じく小中学校の免許取得に必要な介護等体験についても、9割近くが影響が出ていると回答した。

 調査は5月12〜19日に実施し、42校が回答。このうち、教育実習については弘前大、岐阜大、琉球大など34校が「大きな影響が出ている」と回答し、6校が「やや影響が出ている」とした。「あまり影響は出ていない」「その他」は1校ずつだった。


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