大和市が歩きスマホ防止条例案 神奈川、成立すれば全国初

記者会見する神奈川県大和市の大木哲市長=27日午後、大和市役所

 神奈川県大和市は27日、スマートフォンを手にした「歩きスマホ」を防止する条例案を6月市議会に提出すると発表した。罰則はないが、市民に「スマホは立ち止まって操作するもの」との意識を浸透させ、歩行者や自転車とぶつかる事故を防ぐ狙い。市によると、成立すれば全国初となる。

 大和市は1月、小田急江ノ島線中央林間駅など市内2カ所で通行人計約6千人を調査した結果、約12%が歩きスマホをしていた。条例案は6月1日に提出、25日の市議会で採決、7月1日からの施行を予定している。

 大木哲市長は「スマホを巡るトラブルが増えた。社会の変化に応えていくことが必要だ」と話した。


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