芸術文化団体支援の寄付募集開始 劇団や楽団対象、独法が基金創設

 独立行政法人の日本芸術文化振興会(東京)は25日、新型コロナウイルスの影響で苦境が続く劇団や楽団など芸術文化団体を財政支援するための「文化芸術復興創造基金」を創設し、財源となる寄付金の募集を始めた。1口千円から。1千万円以上集まった時点で、基金から拠出する助成金を希望する団体を募る。

 舞台芸術や映画製作、伝統工芸などの分野で、今年2月1日以降に月単位の収益が前年より悪化した団体が支援対象となる。

 稽古場や工房の賃料、マスクや消毒液といった感染予防品の購入費などとして助成する。寄付金の集まり具合にもよるが、1団体当たり100万円以上を支給する方針。


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