先人見習い「籠城アート」募集 会津若松、コロナ自粛中の作品

鶴ケ城近くで「籠城アート」を募集する会津美術協会の会員ら=20日、福島県会津若松市

 福島県会津若松市の会津美術協会が、戊辰戦争中に会津藩が鶴ケ城で約1カ月間籠城したことにちなみ、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛中に制作した芸術作品を「籠城アート」と名付けて募集を始めた。絵でも立体物でも作品の形式は自由。写真を送ってもらい、同協会のウェブサイトで公開する。

 同協会によると、会津藩は1868年の籠城中にあえて城内でたこ揚げをして新政府軍に「まだ余裕がある」と思わせ、味方の士気を上げたとの逸話が残る。先人を見習い、ストレスとうまく付き合おうと企画した。

 募集開始日の20日には、会員らが鶴ケ城近くでたこ揚げをして応募を呼び掛けた。


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