最終「こうのとり」打ち上げ成功 25日に宇宙ステーション到着へ

無人補給機「こうのとり」9号機を載せ、打ち上げられるH2Bロケット=21日午前2時31分、鹿児島県の種子島宇宙センター(三菱重工/JAXA提供)

 三菱重工業は21日午前2時31分、国際宇宙ステーションに向け、最終となる無人補給機「こうのとり」9号機を載せたH2Bロケットを鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。こうのとりは15分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。25日にステーションに到着する。

 こうのとりとH2Bロケットは今回の打ち上げを最後に引退。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年度から後継機「HTV―X」をH3ロケットで打ち上げる。最後の打ち上げは、新型コロナウイルスの感染対策で一部の人員をテレワークに回すなど、厳戒態勢の下で実施された。


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